この巻は今では政情不安でなかなか難しいシルクロードルートを通ってゆく。 パキスタン→アフガニスタン→イラン
インド、パキスタンのバスの違い。 映画館でのトラブル。 時計屋での値段交渉駆け引き。 特にインドからヨーロッパを結ぶヒッピーバスの顛末が面白かった。 一台のバスに様々な国籍人種の人間が集まり少しずつトラブルにも見舞われながらも前へ進む旅。 こういう旅は、男一人旅じゃないと現実的になかなか難しいなと考えたりもした。
巻末の著者沢木耕太郎さんと文化人類学者今福龍太さんの対談は、概念や言葉の捉え方について語っていてなかなか難解な話しだった。
[amazonjs asin="4101235082" locale="JP" title="深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)"]