【Kindle Unlimited】で読了。
普段は誤審やコールアクションで騒がれる事の多いプロ野球の審判。
その審判にはどのようにしたらなれるのか、またアメリカと日本の違いなど興味深く読めた。
日本は欠員が出たときにしか募集されない狭き門で、アメリカは2つの審判学校があって毎年定期的に募集がある。
そして、メジャーへ上がるには選手と同じで段階を踏んでいかないといけない等々。
日本とアメリカ両方で審判をやっている著者ならではの視点だった。
また、ベースを掃く時にキャッチャーと言葉を交わすというのは目からウロコだった。
ついこの前、巨人の小林キャッチャーが審判に文句を言った時もすぐベースを掃いていたのでなるほどなぁと納得がいった。
テイクワンベースの件は確かにちゃんと理解している人は少ないと思う。
皆カメラマン席とかに入ったら全部自動的に2ベースだと思っているはず。
この本は今から10年位前に書かれた本だったので著者の現在を調べてみた。
2010年シーズンは、西海岸を中心にチームが構成されるトリプルAパシフィック・コーストリーグに所属し、メジャーリーグのスプリングトレーニングにて(4月2日〜4日、シカゴ・カブス戦)、日本人として初めてメジャーの試合をジャッジした。 2011年シーズンは、昨シーズンに痛めた身体や金銭的な問題でメジャーへの挑戦が危ぶまれたが、引き続き3Aで審判員を務めた。しかしシーズン終了後、マイナーリーグ審判を統括するPBUCから、今季限りでの解雇通告を受けた。 2012年シーズンからは、NPBの審判技術委員を務める[1]。
オープン戦だけどメジャーに上がってるじゃん!と思ったけど翌年解雇されてる…