アメリカのプロレスを発展させた興行主ヴィンス・マクマホンのドキュメンタリー。
ビジネスの為に何でもするヴィンスがトップをとったのは間違いない。
ただ、その何でもするは犯罪も含めてだから決して褒められるものではない事を示した作品。
集客の為、どんどん過激化&無法地帯になっていくのは必然だったとも思う。
そして、虐待を受けた経験がある人の多くに見られるように彼も周りを虐待していた事が判明して引退へ。
あと特徴的なのは本物のファミリーでショーを行ったり、裏切り者やライバルを復帰させて自分の所に移籍させるという本音抜きで儲かれば何でも良いという完全ビジネス主義。
この徹底さで成功したとも言えると感じた。
総じて日本のプロレスファンには非常にわかりにくいアメリカプロレス歴史の一端が垣間見られた。