(2014) 123min 130118
冷戦期のドイツが舞台。実話を基にしている。
私は子供の頃「アンネの日記」に衝撃を受け関連書物を読み漁っていたので、人よりアウシュビッツで何が行われていたのかを知っていると思う。
だけど当時、加害国であるドイツ人がほとんどアウシュビッツ強制収容所の事を知らなかったというのが驚き(嫌な事実を忘れようとしていたとも言えるが)。
元ナチス親衛隊が何食わぬ顔で普通の生活を送れていたという胸糞悪い事実。
そこそこ地位の高い人もいたので権力に守られていた人もいるだろうし、子供に元ナチス親衛隊だという事を隠していたパターンもあるのだろう。
そんな状況を打破しようとしたこの主人公の検察官の正義感に感服した。
あと、恋心をスーツの破れに例えて交流するシーンはとても比喩的で良かった。
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