(2017) 104min 070119
単なる黒人と白人の困難な恋物語&人種差別問題提起映画かと思ったら、後半で点と点が線で繋がっていきスッキリする。
全体的に不気味さの演出が秀逸で俳優陣の顔芸が素晴らしい。
特にメイド役の黒人女性(ベティ・ガブリエル)の顔は目に焼き付く程のインパクトを残した。
音で驚かすよくあるパターンも使われているが、過度ではなく丁度よい頻度。
黒人の肉体が人種的に優れているのは紛れもない事実であり、それを利用したいと思う体を壊した白人老人がいてもおかしくない。
そんな所をサスペンス・ホラーとしてうまく脚本に落とし込んでいた。
ラストはデブの保安官が来てくれて助かったけど、もちろん白人警官が来るパターンもあり得た。
このオチでだいぶ受け手側の印象が変わるよね。
映画はジャンル的に戦争アクションばかり偏って観てるけどたまにこういう大当たりがあるから万遍なく観ないとなー。
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