小林よしのり氏の作品で出てきたのでその存在を知っていた「回天」という戦争兵器。
一度出撃したら戻れない唯一無二の魚雷型潜水艦。
その回天乗組員の悲しいストーリー。
出撃数や日本軍で報告された戦果よりも、アメリカ側の報告で判明している戦果が非常に乏しいものとなっており、命を賭けた意義はあったのかと思わせる代物である。その無念を含む思いが全編を通して伝わってくる。
回天による攻撃(発進49基=搭乗員)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%A4%A9
- 1944年11月20日:給油艦ミシシネワ撃沈
- 1945年1月12日:輸送艦ポンタス・ロス小破
- 1945年1月12日:歩兵揚陸艇LCI-600撃沈
- 1945年1月12日:弾薬輸送艦マザマ大破
- 1945年1月12日:戦車揚陸艦LST225小破
- 1945年7月24日:駆逐艦アンダーヒル撃沈
- 1945年7月24日:駆逐艦R・V・ジョンソン小破
- 1945年7月28日:駆逐艦ロウリー小破
8巻が出て2年経っているが9巻がまだ発売されていない。
最後はどうなるのだろうか。
↓名札が逆文字になってるのは主人公が描いた自画像を表してるんだな。細い伏線。
【2018年03月08日追記】
遂に完結。