『僕の小規模な生活』を読んで面白かったので、こっちも読んでみたら更に良かった。
勢いで全巻購入。
アマゾンの1巻無料キャンペーンにこの作品がなって無かったら一生知らなかったままであろう作品。
こちらは作者の妻にまつわる小話がメインとなっている。
福満さん自身も述べているがこの妻最高である。
福満さんのネガティブさをわかっていて、色々と配慮したり、安心させる言葉をかけてくれたりとかなり理想的。
しかも、完璧ではなく時折(というかしょっちゅう?)ケンカ描写もちゃんと入っているのでリアルさが増している。
九州の方言で妻の台詞が全て描かれていて、そのイントネーションを福満さんが伝えてくれるのが時折笑えた。
もっと続けて欲しかったが、雑誌連載の打ち切りという事で本当に残念。
編集者のKさんが喜ぶコネや陰謀の話が後半ほとんど出てこなかったのが一因かな?子供が出てくるようになってほとんどそっち方向に引っ張られてしまっているように感じた。でもこれはしょうがないかなとも思う。