東日本大震災というと、原発のある福島県や震源地の宮城県が注目されているが、この作品は津波の影響をモロに受けた岩手県にある三陸鉄道が舞台。
この人のマンガは風景描写がとても緻密で描き込まれてるなぁという印象が読み始めてすぐ浮かんだ。
「さんてつ」というタイトルもわかりやすくて秀逸(漫画内に登場する担当者さんが付けたのかな?)。
震災当時から鉄道復旧までの道のりを当事者本人達に取材されていて、生と死の狭間にいたリアルな状況が感じ取れる。
このマンガが描かれていた当時はまだ全線が復旧できていなかったが、2014年4月ついに全線開通したとの事。