大腸に関する大病を赤裸々に描くギャグエッセイマンガ。
人工肛門という存在は知っていたけどあまりよく知らなかったので、大腸を物理的に摘出しても人間って生きられるんだっていう新たな知識が得れた。しかもその人工肛門は一時的に作る場合もあるという事も。
そして、誇張じゃなく声を出すくらい笑えるコマがちょくちょくあるのでしっかりギャグマンガとして成立している。
自分は肺炎で2週間くらいしか入院した事無いけど、著者はその何十倍も×何回も入退院を繰り返していて改めて健康っていうのは素晴らしいんだなと再認識した。
しかも麻薬を相当使わないといけないほどの痛みを伴って…フェンタニルとかアメリカのボディカメラ映像で出てくるやつじゃんと思いながら読んだ。
ただ著者の場合、遊びや外出で無理をしての再入院が多いのでその点はもうちょっと気を付けられたのではとも思う。
また、色々な作品や出来事のパロディも適宜登場していて作者のインプット量も相当凄い事が伺えるのも良かった。
あと、渡哲也が人工肛門だったとは。